野球肘

2020/02/12 野球肘

<野球肘について>

 

成長期特有の投球障害である「野球肘」は内側型・外側型・後方型に分類されます。

成長期の骨には“骨端線”と呼ばれる軟骨が存在します。

野球肘は、投球による負荷(牽引ストレスなど)によって軟骨にダメージが与えられ発症します。

肘の周りには6箇所の骨端軟骨が存在し、年齢などによって骨の状態が変化するため、痛めやすい箇所も変化します。

 

・内側型:上腕骨内上顆下端裂離・分節、上腕骨内上顆骨端離開・分節、鈎状結節部裂離、内側側副靭帯損傷、内側上顆炎など
・外側型:上腕骨小頭部離断性骨軟骨炎、滑膜ヒダ障害、外側上顆炎など
・後方型:肘頭骨端離開など

 

野球肘になってしまう原因には、

・誤った投球フォーム(投げ方が悪い)

・投げすぎ(投球数過多)

・投球強度のミス

・身体機能の低下(柔軟性や筋力不足)

・コンディション不良

などが挙げられます。

 

明らかな投げ過ぎには、投球制限でダメージを軽減できますが、

大体の場合、上記の原因がいくつか混合している場合がほとんどです。

例えば「誤った投球フォームで投げ過ぎてしまった」場合などです。

 

そのため、野球肘の予防には、投球数の制限だけでは不十分です。

投球数を管理しながら、肘に負担の少ないフォームを身につけ、筋力や柔軟性といった身体機能を高めながら、日常生活の過ごし方を気をつける。

本当の障害予防を追求すると、必要なことはたくさんあります。

 

投球数だけ、投げ方だけ、ストレッチだけ、マッサージだけ、筋トレだけ、では本当の意味で怪我を予防することにはなりません。

 

内側型の野球肘は精密検査で2人に1人は発見されると言われていますが、成長期に肘の内側で野球肘を発症すると、「靭帯損傷も併発する」というデータもあります。

また、外側型の野球肘と言われる「上腕骨小頭部離断性骨軟骨炎」は悪化すると軟骨が剥がれ落ち、手術が必要になるため、早期発見が大切です。

 

そのため、大切なお子様が肘を痛めた時には「子どもだから」と安易に考えずに、早めの受診をおすすめします。

 

また、野球肘を発症すると「◯ヶ月間、投球は禁止」と言われるのがイヤで、整形外科を受診するのを拒む方もいらっしゃると聞きます。

確かに、小学校高学年や中学生となると、競技レベルが少しずつ向上し、野球が楽しくなってくる時期にもなりますし、試合や大会、進路などにも影響するため、極力休ませたくない(休みたくない)といった心情もとても理解できます。

 

それは、私自身も社会人まで野球を続けてきた中で、“野球肘”や“野球肩”、両膝の手術やたくさんの怪我を経験してきたからこそ分かることでもあります。

 

だからこそ、「怪我をしていても出来ることはたくさんある」というのを声を大にして伝えたいことでもあります。

 

患部の安静を促すために、投球を中止して回復させることも大切なことです。

ですが何もしなければ、筋力や柔軟性も低下するため、身体機能の低下や全身コンディショニングの低下が起こります。

だからこそ、怪我をしてしまった今だからこそ必要なことがあります。

ですが、筋トレやストレッチをやみくもにやっているだけでは効果は望めないどころか、患部に負担をかけることにもなりかねません。

状況や状態を細かく見極めることで、患部に負担をかけないようにして、必要な筋力トレーニングやストレッチ、全身のコンディショニング、身体の使い方の訓練、投球フォームの修正などが可能になります。

 

整形外科で「野球肘」と診断を受けたからといって、治るまで“放置”は非常に勿体ないと感じます。

投球中止を続けていれば、やがて痛みは取れます。

ですが、“痛めてしまった原因”に目を向け、修正をしていかなければ、また痛めてしまう、もしくは痛くない投げ方をしようとして変なクセを身につけて、肩を痛めてしまう可能性もあります。

 

関節可動域に関しても、放置するよりも適切な治療やリハビリをする方が、改善までのスピード(期間)が全然違います。

これは、野球肘を600例以上診させて頂いた経験でもあります。

 

内側型や外側型、後方型について、また各症例については改めて解説させて頂きます。

 

当院では、“野球肘”に対して、早期発見・再発予防・早期復帰に加えて、「怪我をする前よりパフォーマンスをアップさせて復帰させる」ことを一つの目標にしています。

 

「野球肘だから...」

ではなく、今しかできないリハビリやトレーニング、ケアにしっかり取り組んで、怪我をする前より上手になって復帰しましょう!

 

長津田あおば接骨院は治療からリハビリ、様々なアドバイス、投球フォーム指導(投球リハビリ外来)まで幅広くサポートさせて頂きます。

 

 

“野球肘”でお困りの方は、ぜひ長津田あおば接骨院にご来院ください。

 

 

 

 

 

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雑誌 「COMPANY TANK 2020年9月号」に当院の記事が掲載されました。

元読売巨人軍・横浜ベイスターズの駒田徳広さんと院長 酒井との対談が掲載されています。

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当院は土日祝日も夜9時まで診療専用駐車場も完備建物内にエレベーターもあるため、ベビーカーでの来院も可能です。

院内にキッズスペースのご用意もあり、ベビーカー置場もあるため、小さいお子様連れの方のご来院も歓迎いたします。

横浜市緑区・横浜市青葉区・横浜市都筑区・横浜市瀬谷区・横浜市旭区・東京都町田市に隣接しており、非常にアクセスが便利なため、川崎市内からも多数の患者様が来院されております。

 

 

 

長津田あおば接骨院

 

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