インナーマッスルを鍛えれば痛みは取れる?/長津田あおば接骨院

2020/01/12 その他の疾患(豆知識・雑学)

「トレーニングをすれば痛みが取れる」

「筋力をつければ痛みが取れる」

「インナーマッスルを強くすれば痛みが取れる」

 

本当ですか?

 

患者様から話を聞いたり、インターネットで検索をすると、

「筋力不足=痛み」

というニュアンスの文章や説明をよく目にします。

 

実際に“坐骨神経痛”と診断を受けた患者様が、とある整骨院に知人に勧められ通院した際に「インナーマッスルを強くしないと治らない」と説明を受け、高額の回数券の購入を勧められ、「合計で◯十万円使ったけど、治らない」と大変困って、当院に来院されました。

 

症状の説明をすれば、お尻から太ももの後ろ、ふくらはぎの外側までの痛みがあり、症状が出始めた時は、痛みに加え、シビレ感もあったようです。

状態としては、腰から背中の筋緊張が強く、お尻の筋肉までかなり緊張が強くなっていました。

ブラガードテストやSLRテスト、知覚検査やMMTなどでも明らかな異常所見はなく、殿部の深層筋の緊張による坐骨神経の絞扼による症状と判断しました。

もちろん、施術後にはかなりの改善傾向が見られました。

 

筋緊張やスパズム(痙攣)による痛みの場合、

「トレーニングで痛みが取れることは基本的にありません」

 

インナーマッスルの強化を目的としたEMS(電気)の機械を毎日使用したとしても、筋力が目に見えて強くなることはほぼありません。

 

そもそもインナーマッスルは一瞬で強い力を発揮する筋肉ではなく、姿勢を維持したりなどの持久力に長けているタイプの筋肉です。

その筋肉を電気刺激でたくさん動かしたからといって、筋肉内の毛細血管が増殖したり、ミオグロビンが増加したり、持久力が向上するような反応はほぼ期待できないといっていいと思います。

 

「痩せる」効果をアピールしている場合もありますが、電気刺激で脂肪が減少することもありません。

使用後に細く見えるのは、一時的にでも筋肉の代謝が促され、むくみが取れたことによって得られる結果だと思います。

 

普段からインナーマッスルと言われる筋肉をあまり使わないような習慣がある方や高齢者などは、筋肉の代謝が促され、筋出力が向上する可能性はあると思います。

 

 

今回の“坐骨神経痛”の方に対して、「インナーマッスルを強くしないと治らない」という説明は全く理解できません。

そもそも、腰や背中、殿部の筋緊張が強くなってしまった理由や、痛みの種類、筋肉や関節を含めた状態、改善するために必要なこと、など

「たくさんの“なぜ?”」が必要です。

 

トレーニングや運動、インナーマッスルの筋力向上、確かにどれも大切です。

ですが、“それだけやれば治る”は明らかな嘘です。

痛みの種類も一人一人違います。

状態や、痛みや症状が発生した原因も一人一人違います。

 

たくさんの治療法や考え方があるのはとても大切なことです。

当院としてもまだまだ研鑽の日々ですが、決して患者様が不利益を被ってはいけない。

これは絶対のルールです。

 

もう一度書きます。

インナーマッスルの強化だけで治ったり、トレーニングだけで治ったりは決してしません。

 

筋力低下には筋力トレーニング。

柔軟性低下にはストレッチ。

筋緊張には血流改善。

 

単純に関節の可動域が低下していても、筋緊張が強い場合、単純な柔軟性低下が強い場合、複合している場合など様々です。

その見極めが大切です。

 

腰痛や肩こりといった日常生活を送る上で支障が出ない程度の症状でも、早めの適切な治療が大切です。

 

長津田あおば接骨院は腰痛や肩こり、腱鞘炎といった筋肉や関節の痛みから、脱臼や骨折、捻挫、打撲、肉離れといった怪我、スポーツによる痛み、交通事故の治療まで幅広く対応しております。

 

気になる症状がある方や、気になることがある方はお気軽に当院にご来院ください。

 

 

 

 

 

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横浜市緑区・横浜市青葉区・横浜市都筑区・横浜市瀬谷区・横浜市旭区・東京都町田市に隣接しており、非常にアクセスが便利なため、川崎市内からも多数の患者様が来院されております。

 

 

 

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